問い 1 ①目標と比べると、どれだけ足りないか
1-ペンタノール
沸点 138 ℃、
やってみる 目標を満たすか
① 沸点138 は範囲の内側
上限まで 2 ℃
②
差は 1.81
沸点は満たす
不足は水溶性(1.81)
要点:範囲は両側、下限は片側で判定する
問い 1 ②構造を変えると、物性はどう変化しそうか
仮説の書き方:〔どこ〕を変えると、〔どの力〕が変わり、〔どの物性〕は〔上がり/下がり〕そう
例:OH を OCH₃ にする(エーテル。依頼の条件の外)→ 水素結合の H が無くなる → 沸点は下がりそう
問い 1 ②構造を変えると、物性はどう変化しそうか
手元の値は、依頼に添えて届いた 4 分子のカードだけ。次のスライドのアプリで、炭素数と沸点の関係を確かめる
手順 1予想のボタンを押す
手順 2カードを押して点を打つ
手順 3確かめられた文を選ぶ
エタノール (2, 78)、1-ブタノール (4, 117)、1-ペンタノール (5, 138)、1-ヘキサノール (6, 157)。残りの 3 点を書き込む。確かめられた文はどれか:この 4 例では、炭素数が多いほど沸点が高い/枝分かれしても、炭素数が多いほど沸点が高い/水溶性も、炭素数と同じ向きに変わる
基本演習 A 確かめられた文はどれか
① 読む点は右上がり(78 → 117 → 138 → 157 ℃)
考えられる理由:鎖が長いほど、分子間の分散力が大きい(くわしくは第 4 回)
② 範囲4 分子はどれも直鎖一級。枝分かれと水溶性は確かめていない
この 4 例では、炭素数が多いほど沸点が高い(観察)
要点:観察は確かめた範囲まで。まだ確かめていないことは仮説
問い 1 ③資料の記録は、目標と比べられるか
目的変数
予測したい物性の列
問い 1 ③資料の記録は、目標と比べられるか
目標と照らし合わせる 4 点:温度・相・溶質・分母
問い 1 ③資料の記録は、目標と比べられるか
記録 R1・R4(架空の物質 X)を 3 つに分類する
解き方
① R14 点とも同じ
→ ②「同じ」
② R4相と溶質が違う
→ ③「言えない」
R1 はそのまま比較できる
R4 は現状では判断できない
問い 1 ③資料の記録は、目標と比べられるか
次のスライドのアプリで、R5(値が空欄)→ R2 → R6 の順に
手順 1目標の行と 1 列ずつ見比べ、違う所を探す
手順 23 つの問いで分類を決める:値はあるか → 4 点は同じか → この値に情報を足して直せるか
手順 3R2・R6 は、比べるのに必要な情報を書く
R5 値が空欄。どの分類に入るか
考え方空欄は、測っていないか値が分からないという意味。0 ではない
0 として平均すると、値が小さく出る
現状では判断できない(保留する)
R2・R6 分類と、比べるのに必要な情報
① R230 ℃ → 25 ℃ の値か、温度による変わり方。「3.8 < 4.0 で満たさない」は ×
② R6分母 100 mL → 飽和溶液の密度。「4.2 で満たす」は ×(100 mL ≠ 100 g)
2 つとも、換算や追加確認が必要
要点:比べる前に、温度・相・溶質・分母をそろえる。欠測は 0 にしない
目標:25 ℃・水相・g アルコール/100 g 飽和溶液。架空の物質 Y の記録 P・Q(下の表)
問 1 目標と直接比べられるのは、P と Q のどちらか
考え方Q は 35 ℃ で温度が違う。P は 4 点とも目標と同じ
よくある誤りQ の 3.7 を使い、Y は「4.0 に届かない」と判定する(25 ℃ の P は 4.1)
P
問 2 空欄を 0 として平均に入れてよいか
考え方空欄は、測っていないか値が分からないという意味。
測って 0 だったこととは違う
よくある誤り「平均が下がるから」だけでは理由が足りない(それは結果)。
理由は、測って 0 だったのではないこと
入れてはいけない
問い 1どの候補分子を調べるか
手順 1候補分子を 1 つ選ぶ(下の 4 つのほか、自分の候補分子でもよい)
依頼の条件:C5〜C6 の一級・二級
手順 21 文で:〔どこ〕を変えると〔どの力〕が変わり、
着目点:鎖の長さ・OH の位置・枝分かれ。
手順 3沸点についても 1 文(時間があれば)
問い 1どのデータを集めるか
候補分子を 1 つ選ぶ 1-ペンタノールの構造をどう変えるか
候補分子の例2-ペンタノール。理由(仮説):OH の位置で、水との水素結合が変わりそう
向きは自分の予想でよい(第 6 回に確かめる)
外れる例1-ヘキサノール:沸点 157 ℃ で上限を超える(基本演習 A のカードの値)
成立しない例「炭素数を 3 にする」:C5〜C6 の外
よい答えの 3 条件:依頼の条件に合う/4 分子の値で外れない/理由(仮説)がある
必要なデータ 候補分子を目標と比べるには
① 物性
② 測る条件25 ℃・水相・飽和溶液 100 g あたり
候補分子の
4 分子で言えるか 4 分子だけで、その候補がよいと言えるか
考え方4 分子は直鎖一級だけで、
OH の位置や枝分かれが違う
成立しない例「この候補は
言えない。候補分子は仮説として書く
要点:候補分子は仮説。確かめるデータは、物性と条件まで書く
問い 1:出発候補の何が不足し、どのデータが必要か
問い 記録 2 の方が収率(伝導度)が高い。記録 2 の条件の方がよいと言えるか
言えない。求め方(調製・試料・測定)がそろっていない → 追加確認が必要
自分の研究(まだなら学生実験)で記録しておくべき条件を 1 つ考えておく(宿題でよい)
今日できるようになったこと(到達目標 ①)
まだ分からないこと
第 2 話 候補を数で並べる
工程担当者「候補の分子がいくつもあるね。比べられる形にしてくれる?」
次回の問い:分子のどの特徴を、表の列にするか
今日の復習 小テスト第 1 回(manaba)・基本演習を解き直す 教科書で読む 序章・§1.1〜1.6 次回の予習 §2.1〜2.2
溶液 100 mL あたり