同じ材料の量子ドット溶液を紫外線で光らせたもの。発光の極大が 10 nm 刻みで左(小さい粒)から右(大きい粒)へ
写真: Antipoff, "Quantum Dots with emission maxima in a 10-nm step are being produced at PlasmaChem in a kg scale", Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0
予想を 1 行で書いてください:粒の大きさは、電子の何を変えているのか
| 問い | 演習 | |
|---|---|---|
| 1 | 前回の問い:なぜ準位はとびとびか | A:固有関数の判定、残る定在波 |
| 2 | 問い 1:量子ドットは、なぜ小さいほど青いのか | B:箱の中の電子のエネルギーと吸収波長 |
| 3 | 問い 2:最低のエネルギーは 0 にできるか | C:零点エネルギー |
(a) 量子ドットの粒と中の電子、(b) 中心を通る線
E. シュレディンガー。1926 年に発表
写真: Nobel Foundation (1933), Wikimedia Commons, Public domain
箱の
1 回ずつ微分し、最後にもとの
青の実線が
箱の中(
①
② 右辺
③
① 中身の
電子は壁の外に出られない → 壁で
左の壁
上:
(a)
銅の表面に、コバルト原子(とがった山)を 1 個ずつ並べて楕円の囲いを作り、走査トンネル顕微鏡で測った像。囲いの内側に、表面の電子の波紋が見える
写真: J. A. Stroscio, R. J. Celotta, S. R. Blankenship, F. M. Hess (NIST), "Co ellipse", Wikimedia Commons, Public domain
1 (a)
1 (b)
2 ①
2 ② 半波長は 0.48 nm。
3 壁で
要点:閉じ込めると、境界条件から整数
設定 長さ
① 最低の準位
②
③ 波長
① J → eV は
1 節の数
2 ① 最低の準位
2 ② 差
2 ③ 波長
3 粒が小さい(
要点:
つまみで箱の長さ
共役鎖を長さ
シアニン色素の鎖(両端が N)。
| 原子の数 |
7 | 9 | 11 |
|---|---|---|---|
| 箱の長さ |
1.12 nm | 1.40 nm | 1.68 nm |
| 箱の式が予測する吸収波長 | 460 nm | 590 nm | 720 nm |
左:ニンジン(β-カロテン) 右:トマト(リコペン)
写真: congerdesign, "Fresh orange carrots", CC0。Wilfredor, "Tomatoes", CC0(いずれも Wikimedia Commons)
β-カロテン。青が共役した二重結合の連なり
| 色素 | 共役二重結合と吸う光 | 見える色 |
|---|---|---|
| β-カロテン | 11 本。450 nm 付近(青〜青緑) | 橙 |
| リコペン | 11 本。末端が開き共役が長い → より長波長側 | 赤 |
(a)
零点エネルギー 閉じ込められた粒子の最低のエネルギー
なぜ 0 にできないのか。粒子が止まっていれば、運動エネルギーは 0 のはず
(a) 止まった波(平ら)は壁で 0 にできない (b) いちばんゆるやかな波 (c) 箱を半分にすると曲がりが強い
① 止まる
② いちばんゆるやかな波 半波長 1 つ(
③ 狭く閉じ込めるほど、いちばんゆるやかな波でも強く曲がる →
上:重ねる波 中:和 下:使った波の運動量。(a) 1 本 (b) 3 本 (c) 15 本(幅が広い)
① 波長が一つ 運動量が一つの波は、どこまでも続く → 場所が決まらない
② 重ねる 波長の違う波を足す → 中央は山がそろって強め合い、外はずれて打ち消し合う → 塊
③ 狭い塊には 運動量の違う波を、広い範囲で混ぜる(
水素原子の電子を、核から距離
1 止まる(
2 ①
2 ② 質量が 4 倍なら
要点:閉じ込められた粒子には零点エネルギーが残る。軽い粒子、狭い箱ほど大きい
量子ドットの写真: Antipoff, "Quantum Dots with emission maxima in a 10-nm step are being produced at PlasmaChem in a kg scale", Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0
| 節 | 内容 |
|---|---|
| §2.2.1(発展) | 有限の壁をすり抜けるトンネル効果、走査トンネル顕微鏡 |
| §2.1 後半 | 三次元の箱と縮重(縮重は第 3 回に、水素原子の |
核心 水素原子を解くと、三つの量子数
今日の復習 演習 A〜C を解き直す。小テスト第 2 回を受ける
次回の予習 極座標