| 鎖の長さ | 短い | → | → | 長い |
|---|---|---|---|---|
| 吸収極大 |
予想を 1 行で書いてください:鎖の長さは、π 電子の何を変えているのか
| 回 | π 系で説明するもの | 鍵となる量 |
|---|---|---|
| 01(今日) | 非局在化と分子軌道 | 鎖長 → ギャップ |
| 02 | 芳香族性(安定性) | 環状・ |
| 03 | 反応の許容と禁制 | HOMO・LUMO の対称性 |
| 04 | 色 | ギャップ = 吸収エネルギー |
| 05 | 伝導 | ギャップ → バンドギャップ |
| 06 | 機能の設計 | ギャップを設計する |
| 問い | 演習 | |
|---|---|---|
| 1 | π 電子の軌道は、鎖の上でどんな形か | A:炭素 16 個のポリエンの節と HOMO・LUMO |
| 2 | 鎖を伸ばすと、準位とギャップはどう変わるか | B:帯の幅とギャップの計算 |
| 3 | ギャップが縮むと、分子は不安定になるのか | C:非局在化エネルギー |
ブタジエン。(a) 局在化、(b) 非局在化
図の色:位相が 正=青、負=橙(量子化学2 の図はこの色分け)
設定 ブタジエン(π 電子 4 個)の四つの MO。係数の符号は量子化学1 第 12 回の表から
① 節を数える 係数の符号
② 並べる 下から
③ 電子を詰める π 電子 4 個を下から 2 個ずつ → HOMO
① 係数の大きさでなく符号だけを見る ③ HOMO は下から 2 番目の
(a) ブタジエンの係数(色=符号、大きさ=
炭素 16 個・π 電子 16 個の直鎖ポリエン(二重結合 8 本)について、行列式を解かずに答えてください
1 π 軌道の本数は炭素の数と同じ → 16 本
2 HOMO
3 ① 最低は全部同符号、最高は隣どうし交互 →
3 ② 節が多いほど高い → 節の多い
要点:下から
半径
設定 ヘキサトリエン(
① HOMO と LUMO の番号
② 準位
③ 差(LUMO − HOMO)
④ 公式で確かめる
③ 答えは HOMO のずれ
| 分子 | ||
|---|---|---|
| エチレン | 2 | 2.00 |
| ブタジエン | 4 | 1.24 |
| ヘキサトリエン | 6 | 0.89 |
| オクタテトラエン | 8 | 0.69 |
| 無限に長い鎖 |
炭素数
1 余弦は −1 から 1 なので、準位は
2 ① 準位
2 ② 差
2 ③ 公式で確かめる
3
要点:帯の幅
HOMO が上がる分と、ほかの被占準位が下がる分。合計はどちらに動くのか
設定 ヘキサトリエン(π 電子 6 個、二重結合 3 本)。被占準位の値は教科書 §9.3
① 被占 3 本に 2 個ずつ
② 参照系
③ 差
④ 二重結合 1 本あたり
① 1 本の軌道に電子 2 個なので 2 倍する ③ ② の
ヘキサトリエン。基準線
被占の 8 本は
1
2 ① 被占の和
2 ② 参照系
2 ③ 差
3 1 本あたりの安定化を、例題のヘキサトリエン(
要点:共役を伸ばすと HOMO は上がりギャップは縮むが、被占準位の合計は下がる。ギャップが縮むことと不安定は別
| 節 | 内容 |
|---|---|
| §9.1 | 「第 I 部からの持ち物」の六段と、エチレンを解き直す例題 |
| §9.2 後半 | 準位の式 |
| §9.3 | ギャップの公式を和積の公式で導く計算 |
| §9.3.1 | 実応用:増感色素、色素増感太陽電池、有機 EL と共役長 |
| §9.4 | 第 II 部での読み方(五つの読み取り軸) |
核心 環状共役で π 電子が
今日の復習 ブタジエンとヘキサトリエンの準位と係数を並べ、鎖長とギャップの関係を図にする。小テスト第 01 回を受ける
次回の予習 ベンゼンの構造と、鎖状のブタジエンとの違いを考えておく。教科書 §10.1 に目を通す