HOMO の電子が光子
光子 1 個のエネルギーがギャップに等しいとき吸収が起こる
ギャップが小さいほど、吸う光の波長は長い。
eV と nm で書くと
設定 ある色素のギャップ
① eV に直す
② 吸収波長
③ 補色の図で読む 上の帯(吸う光)の真下が見える色 →
① J → eV は
1 可視光の窓
2 ① eV
2 ② 波長と色
3 ① 吸う光 補色の図で、下の帯の橙の真上(吸う光)を読む → 青〜青緑(
3 ② ギャップ
要点:
仮定 π 電子は鎖全体を自由に動き、鎖の端から外へは出られない → 長さ
量子化学1 第 2 回の箱の中の粒子をそのまま使う(そこで見た
準位のエネルギーは
π 電子
箱の準位
自由電子模型のギャップ。
(a) シアニン色素。両端の N を含む鎖に沿った原子の数を
設定
① 数える
② ギャップ
③ 波長
② 因子は
(a) 長さ
鎖を伸ばすと
一つの準位は
1 HOMO は
2 ① ギャップ
2 ② eV・波長・色 eV に直して
2 後半
3
要点:共役を伸ばすとギャップが縮み(
蛍光の光は、吸った光と同じ波長か
蛍光の光子のエネルギーは、吸った光子のエネルギーから振動緩和で熱として失う分
設定 洗剤や紙に入れる蛍光増白剤。紫外線を吸って、青白い光を出す
① 吸う光と出る光の波長を比べる 可視光は
② 反射か、発光か 出る光が長波長 → 蛍光か燐光。同じ波長 → 反射。短い波長は出ない → 紫外 → 可視で長波長 → 反射ではない
③ 蛍光か、燐光か 光を止めてすぐ消える → 蛍光。長く光り続ける → 燐光 → すぐ消える → 蛍光
② 出る光が長波長なら反射ではない ③ 蛍光はすぐ消える(長く光り続けない)
1 矢印の長さ = 光子のエネルギー。
2 (a) 出る光が長波長 → 蛍光か燐光、同じ波長 → 反射 → 蛍光。出る光のほうが長波長で、振動緩和で失った分と合う(ストークスシフト)。反射なら
2 (b)
3 光を止めても続く → 燐光(三重項
要点:蛍光は振動緩和を経て出る光。吸収より必ず長波長(ストークスシフト)で、反射ではない
写真: congerdesign, "Fresh orange carrots", CC0。Wilfredor, "Tomatoes", CC0(いずれも Wikimedia Commons)
| 節 | 内容 |
|---|---|
| §12.2 末尾 | 模型が合う場合と合わない場合(β-カロテンの頭打ちと結合交替。結合交替は第 05 回) |
| §12.3 後半 | 助色団の供与型と求引型(第 06 回)、アゾ染料・インジゴ・天然色素の例 |
| §12.4(発展) | フランク・コンドン原理:吸収帯に幅がある理由 |
| §12.4 後半 | 蛍光プローブ、有機 EL(有機 EL は第 05・06 回) |
| §12.4.1(発展) | 吸収の強さ:遷移双極子モーメントとモル吸光係数 |
核心 共役を長く伸ばすと、離散的な MO 準位が連続的なバンドになる。ギャップの大小が伝導性を決める
今日の復習 演習 A〜C を解き直す。長さの違うシアニン色素の吸収波長を自由電子模型で見積もり、実測の傾向(約 100 nm 刻み)と比べる。小テスト第 04 回を受ける
次回の予習 第 01 回の結果(鎖が長いほど準位が密集する)を見直す。教科書 §13.1 に目を通す