| 問い | 演習 | |
|---|---|---|
| 1 | 鎖を無限に伸ばすと、準位はどうなるか | A:準位を並べ、帯に電子を詰める |
| 2 | 長い鎖なのに、なぜポリアセチレンは電気を通さないのか | B:結合交替のバンドギャップ |
| 3 | 微量のヨウ素で、なぜ電気を通すようになるのか | C:ドーピングと有機 EL の発光色 |
炭素
幅
炭素
| 分子(第 01 回) | 無限に長い鎖(固体) |
|---|---|
| 被占軌道の集まり | 価電子帯 |
| HOMO | 価電子帯の上端 |
| LUMO | 伝導帯の下端 |
| 空軌道の集まり | 伝導帯 |
| HOMO–LUMO ギャップ |
バンドギャップ |
分子の HOMO–LUMO ギャップ
設定 ブタジエン(
① 本数と被占 準位は
② 最低と最高
③ HOMO と LUMO HOMO は
④ 帯との比較 帯は
② 電卓の角度(度かラジアンか)を合わせる ③ HOMO は下から
1 帯の幅は
2 ① 準位は
2 ②
2 ③ HOMO は
3 間隔は約
要点:帯の幅
| 電子は動けるか | 分類 | |
|---|---|---|
| すぐ上に空きがある | 金属 | |
| 熱や光で一部が伝導帯へ | 半導体 | |
| 常温ではまず上がれない | 絶縁体 |
金属は帯が重なり、半導体は狭いギャップ、絶縁体は広いギャップをもつ
無限に長い鎖で、ギャップを開いているものは何か
問い 2 長い鎖なのに、なぜポリアセチレンは電気を通さないのか
結合の長短の差が大きいほど
設定 ある結合交替した鎖で
① 差をとる
② 2 倍する
③ 波長に直す
④ 分類
① 和でなく差(和
熱でエネルギー
半導体で伝導帯に上がる割合は
1
2 ①
2 ② 波長と分類
3
要点:結合交替が
設定 ポリアセチレン(
① 電子を奪うか与えるか 酸化剤は電子を奪い、還元剤は与える → ヨウ素は電子を奪う(酸化剤)
② どの帯の電子か 奪うなら価電子帯の上端から抜く(
③ なぜ動けるか 電流には空きの行き先が要る → 満席が崩れ、価電子帯の中に空きの行き先ができる
④
② 電子を奪う → 正孔 →
| 固体のバンド | 有機半導体の分子 |
|---|---|
| 価電子帯の上端 | HOMO |
| 伝導帯の下端 | LUMO |
| バンドギャップ |
HOMO–LUMO ギャップ |
有機 EL ① 注入:陽極から HOMO へ正孔、陰極から LUMO へ電子 ② 出会い:発光層で同じ分子に集まる ③ 発光:電子が LUMO から HOMO へ
吸収(第 04 回)の逆の過程。例:
陽極から HOMO へ正孔、陰極から LUMO へ電子。発光層で再結合し、
スマートフォンの有機 EL 画面の画素(顕微鏡写真)。赤・緑・青の副画素は別の分子の膜
写真: Jan Helebrant, "AMOLED display microphoto 001 front", Wikimedia Commons, CC BY-SA 2.0
1 電子を奪う → 価電子帯の上端から抜く →
2
3 満席の帯では空きの行き先がない。空席ができれば電子は動ける → 未ドープでは価電子帯が満席で、電子に空きの行き先がない。ヨウ素が電子を抜いて正孔を作ると、価電子帯の中で電子が動けるようになる
要点:ドーピングは帯の埋まり方を変えてキャリア
| 節 | 内容 |
|---|---|
| §13.1 | |
| §13.2(発展) | |
| §13.3 | 代表的な材料のバンドギャップの表 |
| §13.4 | ソリトン・ポーラロン(発展)、シリコンの |
| §13.5 | 一重項 1 対 三重項 3 と燐光材料、注入のトンネル効果、有機トランジスタ |
核心 HOMO/LUMO とギャップを設計することは、機能をデザインすること
今日の復習 演習 A〜C を解き直す。「鎖長 → 準位間隔 → バンドギャップ」を自分の図で説明する。小テスト第 05 回を受ける
次回の予習 これまでの 5 回でギャップが何を決めてきたか(色・反応・伝導)を振り返る。教科書 §14.1 に目を通す
復習の手引き(定期テスト) 今日 manaba で配布。第 07 回の定期テストまで 2 週間。目標 18(第 14 章)は次回のあとに