性質を読む順問題(右から左)と、骨格を決める設計(左から右)。要は HOMO・LUMO と
炭素数
| 例 | π 系への接し方 | 主に動く準位 | |
|---|---|---|---|
| 電子供与基 D | 非共有電子対を π 系へ差し出す | HOMO が上がる | |
| 電子求引基 A | π 系の電子を引き寄せる | LUMO が下がる |
供与基の電子対の準位
無置換を基準に、D は HOMO を押し上げ、A は LUMO を引き下げる。右端の D–π–A で
ローブの大きさが係数、色が位相(正=青・負=橙)。HOMO は D 側、LUMO は A 側に集まる
設定 HOMO
① 準位 D は HOMO を上げ、A は LUMO を下げる → 置換前 HOMO
② 差をとる
③ 波長
④ 見える色 吸った色の補色 → 置換前は黄緑、置換後は赤〜紫寄り
③ 1240 の分母は差
1 求引基 A は空の LUMO を下げる。HOMO との準位差は大きい → LUMO が下がる。HOMO はほとんど動かない
2 ① 置換前
2 ② 置換後 HOMO
3 発光のエネルギーはギャップ(
要点:D は HOMO を上げ、A は LUMO を下げる。波長は差
色素を酸化チタン(
| 段 | 何が起こるか | 準位の条件 |
|---|---|---|
| ① 光吸収 | 色素の HOMO → LUMO | |
| ② 電子注入 | 色素の LUMO → |
色素の LUMO が伝導帯下端より高い |
| ③ 色素再生 | 電解質 → 色素の HOMO | 色素の HOMO が電解質の準位より低い |
問い 2:ギャップが合っていれば、どの色素でも太陽電池に使えるか
① 吸収
② 注入 LUMO が
③ 再生 HOMO が
②③ 受け渡しは準位の絶対位置で決まる(ギャップが合うだけでは足りない)
| つまみ | 動く準位 | 崩れやすい条件 |
|---|---|---|
| A を強くする | LUMO が下がる | ② 注入(LUMO が |
| D を強くする | HOMO が上がる | ③ 再生(HOMO が |
| 共役を伸ばす | 両方が動く | ②と③の両方 |
1 注入は色素の LUMO →
2 ① 吸収
3 (a) LUMO
3 (b) HOMO
問い 2 色は差、受け渡しは絶対位置で決まる → 使えるとは限らない。ギャップ(色)が同じでも、準位の高さで動くかが決まる
要点:色は差
正孔(白丸)は HOMO の階段を右へ、電子(●)は LUMO の階段を左へたどり、発光層で出会う
キャリアの数
第 02 回の環状ヒュッケルで、環を一周する条件を課したのと同じ。
蜂の巣格子では帯が一点で接し
1 正孔は陽極から HOMO に入り、HOMO をたどる。段差が大きいと入りにくい → HOMO の階段。電極と発光層の HOMO の段差を小さな段に刻み、正孔を入りやすくする
2 発光は
3 円周を一周する波は、もとに戻る → 境界条件
要点:デバイスの設計では、ギャップ(色)と準位の並び(注入・受け渡し)の両方をそろえる
画素の写真: Jan Helebrant, "AMOLED display microphoto 001 front", Wikimedia Commons, CC BY-SA 2.0
| 節 | 内容 |
|---|---|
| §14.3 | 代表的な材料:増感色素(N719、インドリン系)、発光材料( |
| §14.4 | グラフェンの電子が速く動く理由 |
| §14.5.1 | 実務メモ:方法と基底関数、構造最適化の順序、hartree から eV への換算、計算ギャップと光学ギャップ(TD-DFT)、計算ソフト |
| 章末 応用 4 | 計算ソフトで好きな共役分子の HOMO・LUMO を描く任意課題 |
今日の復習 演習 A〜C を解き直す。小テスト第 06 回を受ける。機能性π分子・材料を一つ選び、その機能を HOMO・LUMO とギャップで説明する
次回の準備 復習の手引き(第 05 回に manaba で配布)。今日の内容は目標 18。× の目標だけ、思い出して書く → 例題 → 自力問題