本文へスキップ

配属案内

千葉工業大学 応用化学科で、研究室配属を考えている学生の方へ。配属からの1年、身につくこと、進路のことまで、知っておきたいことをまとめました。

「計算化学ってなんだか難しそう」。そう感じた人こそ、一度のぞいてみてください。 コンピュータの中で分子を動かして遊ぶような、面白い研究です。 知りたいという気持ちさえあれば大歓迎です。

計算化学を擬人化したキャラクターのイラスト

キャラクター紹介

3チーム

生物物理・化学工学・光化学

1

山本を交えたチームミーティング

8

直近3年の大学院進学率

0

コアタイムはありません

いちばん大切にしていること

メンバーが協力して「安全安心な場」と「成長できる場」をつくること。それをいちばん大切にしています。

  • 分からないことを、気兼ねなく聞ける。
  • 失敗を「学習するための良い機会」と捉えられる。
  • お互いの価値観や在り方を、尊重できる。

そういう場で一緒に学び、成長したい人を歓迎します。

3つの研究チーム

やまラボは、興味の異なる3つのチームで研究を進めています。配属後はどのチームも順番に体験できるので、いまピンとくるものがなくても大丈夫です。それぞれの詳しい内容は研究内容のページで紹介しています。

配属からの1年の流れ

3年生後期の配属から、卒業研究審査会まで。おおまかな道のりです。

  1. 1

    9〜12月(3年)

    研究室に配属・ゼミナール

    計算化学の基礎を学びながら、3つのチームを3週間ずつ体験して、各チームの研究内容と雰囲気を知ります。

  2. 2

    12月〜1月

    チーム配属

    お互いの価値観を知る「価値観カード」のワークと希望調査をふまえて、所属チームが決まります。

  3. 3

    4月(4年)

    卒業研究スタート

    週1回のチームミーティングを軸に、論文を読み、計算を回し、結果を持ち寄って議論します。

  4. 4

    夏〜秋

    研究を深める

    計算と議論を重ねて結果を積み上げます。大学院に進む人は、院試の準備もこの時期です。

  5. 5

    1〜2月

    卒業論文・審査会

    学生同士のピアレビューやプレゼン練習で仕上げて、卒業研究審査会で1年の成果を発表します。

やまラボで身につくもの

研究の結果そのものと同じくらい、結果にたどり着くまでのプロセスで身につく力を大事にしています。 週1回のミーティングで論文を読んだり、解析結果を見せ合ったり、プログラミングを教えあったりする日々の中で、次のような道具と技術を練習します。

01

考えを整理する

教育のためのTOCなどの思考ツールで、頭の中のたくさんの情報や考えを見える化して、上手に整理する練習をします。

02

問いを立てる

QFT(問いづくり)やハテナソンで、質問する力を鍛えます。良い問いを立てる技術は、研究でも就職活動でも武器になります。

03

自分を知る

ワークグラムや価値観カードで、自分の関心の軸となりたい姿を言葉にします。チームでお互いの価値観を尊重する土台にもなります。

04

伝える

伝わるデザインを学び、ペアプレゼンや卒論のピアレビューで、発表することと質問に答えることの両方を練習します。

研究室の外の活動もあります。小中高生向けの科学教室やサイエンスアゴラなどのイベントの運営に、アルバイトとして参加できます。プログラムの運営やファシリテーションの経験は、就職活動でもそのまま語れます。

研究室の雰囲気

言葉だけでは伝わりにくい空気感を、研究室のワークで出てきた声と紹介動画でお伝えします。

「山本研最高」
価値観カードのワークの感想より
「他のひとのカードをみると、新たなその人の持っている価値観に気付かされた」
価値観カードのワークの感想より
「自分と他の人の価値観の違いが、思ったより多くて新鮮だった」
価値観カードのワークの感想より
2020年度に制作した紹介動画(約4分半)。出演した4年生は、その後大学院に進学して学会発表などで活躍しました。

卒業後の進路

計算とデータ解析のスキルは、化学系に限らず広い分野で求められています。やまラボからは大学院に進む人が多く、直近3年では卒業生32人のうち25人が進学しました。

昨年度
11 / 12人が進学
2年度前
6 / 10人が進学
3年度前
8 / 10人が進学
  • 化学・素材メーカー(研究開発・技術職)
  • 製薬・食品などの化学系企業
  • IT・ソフトウェア企業
  • 大学院進学(工学研究科 応用化学専攻など)

よくある質問

はじめる前の不安

パソコンやプログラミングが苦手でも大丈夫です。よく聞かれることから答えます。

Q.プログラミングの経験がなくても大丈夫ですか?
はい。配属後に基礎から学べるよう、環境構築や計算の進め方をノートで公開しています。パソコンが苦手な人も、お互いに教えあいながらだんだん慣れていきます。最近は生成AIを活用して、解析やグラフ描画のコードを手軽に作れるようにもなっています。
Q.ノートパソコンは必要ですか?高性能なものが要りますか?
大きな計算は、研究室の計算機や共同利用のスーパーコンピュータ(分子科学研究所 計算科学研究センター、京都大学 化学研究所 スーパーコンピュータシステム)につないで実行します。手元のノートPCは、インターネットにつながってOffice程度のアプリが動けば十分です。研究室ではMacを使っている人が多めですが、Windowsでも問題ありません。
Q.プログラミング言語は何を使いますか?
Pythonが中心です。解析や機械学習のコードを書きながら、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
Q.実験はしないのですか?
私たちの研究はコンピュータを使った計算が中心です。実験装置ではなく、量子化学・分子動力学・機械学習といった計算手法で分子を解析します。

配属とチーム分け

全チームを体験してから選べる仕組みで、ミスマッチが起きにくいようにしています。

Q.チーム分けはいつ、どうやって決まりますか?
配属後のゼミナールで3つのチームを3週間ずつ体験してから、12月下旬〜1月上旬に、希望調査をふまえて決めます。全チームを見てから選べるので、ミスマッチが起きにくい仕組みです。
Q.卒業研究のテーマはどうやって決まりますか?
まったくのゼロから探すわけではありません。所属するチームが取り組んでいるテーマの中から、あなたの興味や得意にあうものを、山本や先輩と相談しながら決めていきます。「何をすればいいか分からないまま放り出される」ことはないので安心してください。
Q.配属の選抜では何が重視されますか?
第1回選抜では、大学院進学を希望する人を優先しています。進学しない場合も、研究室が大切にしている「安全安心な場・成長できる場」づくりに共感してくれる人を歓迎します。

研究室での過ごし方

軸になるのは週1回のミーティング。自分のペースと在り方を尊重できる場をめざしています。

Q.コアタイムはありますか?
「毎日必ず何時から何時まで」という決まりはありません。かわりに、オンラインツールで「出席カード」を書いて、研究室での活動をふりかえる仕組みにしています。
Q.ゼミや発表のノルマは多いですか?
軸になるのは週1回のチームミーティングです。そこで論文を読んだり、計算の結果を報告しあったりします。過度な発表ノルマで追い詰めるようなことはしません。少しずつ人前で話すことに慣れていけるよう、ペアプレゼンやピアレビューで練習を重ねます。
Q.研究室に自分の席はありますか?
配属されると、研究室に自分の机とスペースができます。パソコンで計算を回したり、論文を読んだり、メンバーと話したりする、あなたの拠点になります。
Q.ひとりで取り組むほうが好きなのですが、向いていませんか?
そんなことはありません。チームは、仲の良さを強制する場ではなく、ひとりひとりの価値観や在り方をお互いに尊重するための場だと考えています。ひとりでじっくり取り組みたいという在り方も、そのひとつです。
Q.就職活動と研究は両立できますか?
できます。コアタイムがなく時間の融通がきくので、説明会や面接の予定にあわせて活動できます。学部を出て就職する人も毎年いて、研究と就活をうまく両立しています。就活の時期は、お互いに予定を調整しながら進めます。

進路と見学

大学院進学も、まずは見学だけも歓迎します。

Q.大学院への進学はできますか?
工学研究科 応用化学専攻への進学を歓迎しています。直近3年では、卒業生32人のうち25人が大学院へ進学しました(各年度で11/12、6/10、8/10)。学会発表や論文投稿など、一歩踏み込んだ研究に取り組めます。
Q.研究室見学はできますか?
いつでも歓迎します。千葉工大生は、応用化学実験3(水曜)のあと18時ごろが目安です。アクセスページの連絡先からお気軽にご連絡ください。

配属を考えているあなたへ

研究室で学ぶのは、計算化学の知識やソフトウェアの使い方だけではありません。自分で問いを見つけ、情報を調べ、方法を考え、失敗の原因をつきとめ、最後までやり遂げる。その経験は、どの分野に進んでも役に立ちます。研究を通して、あなたが将来なりたい姿に近づく力を身につけてほしいと思っています。

— 山本 典史

まずは気軽にご連絡ください

研究室見学や進学の相談を歓迎します。迷っているなら、まずは遊びに来てみてください。