「見えない分子を観る」サイエンスアゴラ2026 に出展します(9/12・13 テレコムセンター)

2026 年 9 月 12 日(土)・13 日(日)、お台場のテレコムセンターで開かれる「サイエンスアゴラ 2026」に、日本コンピュータ化学会・科学コミュニケーション室のメンバーで出展します。
今年のテーマは 「見えない分子を観る」。分子を紙製のパズルで作り、原子軌道をガラス模型で触り、スマホのカメラで動かす。肉眼では見えない分子を、3 つのやり方で「観る」ブースです。「分子ってなに?」という子どもにも、「化学は苦手だった」という大人にも、手を動かして楽しめる体験を用意しています。
開催情報
- 日時
- 2026 年 9 月 12 日(土)・13 日(日)10:00 〜 17:00
- 会場
- テレコムセンタービル 3 階 311 ブース(東京都江東区青海 2-5-10)
- アクセス
- ゆりかもめ「テレコムセンター」駅からすぐ
- 出展者
- 日本コンピュータ化学会(Society of Computer Chemistry, Japan)
- プログラム
- 見えない分子を観る 〜模型と計算で〜
- 対象
- 子どもから大人まで。化学が好きな人も、苦手な人も
- 費用・申込
- 無料。事前登録・整理券はありません。会期中いつでも、好きな時間にお立ち寄りください
サイエンスアゴラ2026ちらし(PDF)
昨年(サイエンスアゴラ 2025)のブースのようすです。今年も同じテレコムセンタービルで、階とブース番号が変わります。



ブースでできること
「つくる → さわる → うごかす」の順に回ると、ひと通り 15 〜 20 分ほどです。途中からの参加も、気になるコーナーだけの参加も歓迎します。
つくる:紙の分子パズル PuzMol
PuzMol(パズモル)は、ハサミも糊も使わずに組み立てられる紙製の分子模型です。色分けされたパーツを差し込んでいくだけなので、小さなお子さんでも安全に遊びながら、分子のいろいろな形を学べます。





組み立てた PuzMol は、そのままお持ち帰りいただけます。
さわる:ガラスに刻んだ電子雲 NEBULA
NEBULA(ネビュラ) は、原子や分子のなかの電子のすがたを、レーザーでガラスブロックの内側に刻みこんだ立体模型です。ネビュラとは「雲」「星雲」のこと。透明なガラスの中に、白い霧のような電子雲が浮かんでいます。


電子は「粒子」と「波」の両方の性質をもつので、惑星のように決まった軌道を回っているわけではありません。「電子がどのあたりにいそうか」を描いたものが電子雲です。教科書や画面の電子雲はどうしても平面の絵になってしまいますが、NEBULA なら 3 次元のまま手に取って、光にかざして眺められます。



水素原子の軌道から、炭素の混成軌道、水・アンモニア・ベンゼンなどの分子軌道まで、さまざまな種類がそろっています。このような立体感は、実物でしか味わえません。
NEBULA は、日本コンピュータ化学会のメンバーであった時田澄男さんたちが開発したものです(N. Tokita, S. Tokita, T. Nagao, J. Comput. Chem. Jpn., 5, 153 (2006))。写真は公式サイトより。
うごかす:スマホのカメラで分子を 3D に MolCam3D
MolCam3D(モルカム 3D) は、スマートフォンのカメラを「分子スキャナー」にするアプリです。六角形の原子パーツをホワイトボードの上に置き、ペンで結合を書き加えてカメラをかざすと、原子と結合をその場で読み取り、カメラの映像の上に 3D の分子モデルを重ねて表示します。紙の上では平面だった分子が、画面の中で立体になって回りだします。

読み取りも 3D 化も、すべてスマートフォンの中だけで処理します。写真をどこかに送ることはありません。インストールは不要で、ブラウザで開くだけで使えます。ブースではタブレットを用意していますが、ご自身のスマートフォンでもお試しください。
ここで使っているのは、山本が開発した Web アプリです。画像認識で原子と結合を見つけ、化学の計算ライブラリで 3 次元の座標を組み立てています。「見えない分子をモデル化して、計算して、可視化する」というコンピュータ化学の考え方を、そのままポケットに入れたものです。
こんな人におすすめ
- 「分子ってなに?」という小学生に。 紙製の分子パズルを組み立てて、そのままお土産に。小学生に人気なのは、マイクラにも登場するTNT!
- 化学が苦手だった大人に。 教科書で意味の分からなかった「電子雲」や「軌道」を、ガラスの模型で手に取って眺められます。
- 進路を考えている中高生に。 コンピュータで分子を扱う仕事(創薬・材料開発など)について、スタッフが実例を交えてお話しします。
さいごに
私たち「日本コンピュータ化学会」のメンバーは、こうした展示・体験を通じて、「目に見えない分子の世界を伝えることのむずかしさと面白さ」を共有しつつ、「コンピュータ化学が切り拓く未来の化学(創薬や新材料開発など)の可能性と課題」について、皆さんと語り合いたいと思っています。「分子は本当に模型のような形なのか」「計算で見えたものは本物なのか」。体験して気になったことは、その場でスタッフに何でも聞いてください。
コンピュータが得意なら、化学を学ぼう!
本プログラムに関する問合せ先
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